トリプルアゴニストの抗肥満薬、第Ⅰ相試験開始へ

ドイツ・ベーリンガーインゲルハイム

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 ドイツ・ベーリンガーインゲルハイムは7月1日、新機序の抗肥満薬となる長時間作用型トリプルアゴニストペプチド(BI 3034701)について、第Ⅰ相試験を開始したと発表した。

 同薬は体重減少を促す受容体を標的とする治療薬候補で、肥満に対するファーストインクラスとなる可能性があるという。デンマークの医薬品開発企業Gubra社と共同で開発されており、今後はベーリンガーインゲルハイム単独で世界的な開発・販売を担当する。

 第Ⅰ相試験は2パートに分かれ、Aパートでは18~55歳の健康な男性、Bパートでは18~65歳の過体重または肥満である健康な男女が対象となる。登録予定症例は124例で、さまざまな用量の同薬またはプラセボをAパートでは1回、Bパートでは複数回、皮下注投与し、安全性、忍容性、薬物動態を評価する。試験完了は2025年下半期の見込み。

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