『2020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン』(GL2020)では、非弁膜症性心房細動(NVAF)の心原性脳梗塞リスク評価にCHADS2スコアを採用し、1点以上で抗凝固療法〔直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)〕の推奨となった。富山大学病院第二内科診療教授の上野博志氏は、DOACを継続投与することで心原性脳梗塞への予防の有用性が発揮されるものの、高齢患者では出血リスクを有し継続困難なケースもあると、第59回日本成人病(生活習慣病)学会(1月10〜11日)で指摘。近年の臨床研究で低用量DOACによる良好な成績が示されているものの、なお継続困難であれば全く異なる治療選択肢もあると述べた。