寄生虫妄想患者への「治療薬名非告知」は許されるか
抗精神病薬の説明をめぐる倫理的ジレンマ
皮膚寄生虫妄想(delusional infestation)は、蟻走感に加え寄生虫に感染しているという強固な思い込みを特徴とし、皮膚科医が最も難渋する疾患の1つである。少量の定型・非定型抗精神病薬が奏効するケースが多いものの、抗精神病薬に強い拒否感を示す患者は少なくない。米・University of Arizona College of Medicine-PhoenixのGiselle G. Vitcov氏らは、こうした拒絶的な態度を表す患者に対し、薬剤クラスをあえて強調しない、あるいは説明を控えることが倫理的に正当化されるかについての論考を、J Dermatolog Treat(2026; 37: 2652677)のEditorialで発表した。
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