PCIと心リハは「競合」ではなく「補完」
真の患者中心医療の実現に向けて
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)技術の進歩により、従来は治療困難とされてきた高度石灰化病変や慢性完全閉塞(CTO)病変などにも対応が可能となった。その一方で、「治療可能な病変=治療すべき病変とは限らない」という新たな課題が浮上している。特に高齢者や複雑病変を有する高リスク症例では、手技の成功と患者の予後・QOLの改善が必ずしも一致しないケースがある。聖隷浜松病院(静岡県)循環器科・心血管カテーテル治療科主任医長の齋藤秀輝氏は、第34回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT2026、7月16~18日)で、「高齢・複雑病変では『PCIが患者にとって最適な治療戦略か』という視点が重要。PCIと心臓リハビリテーション(心リハ)は『競合』ではなく『補完的』治療と捉えることが、Patient-centered PCIの実現につながる」と訴えた。(関連記事「高齢心筋梗塞患者への多面的リハビリの提案」)
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