粉末状癒着防止材で直腸がん術後癒着が半減
国内RCT・主成分はコンドロイチン硫酸架橋体
直腸がんに対する開腹手術後には癒着が高頻度に生じ、再手術時の癒着剝離や腸管損傷などが問題となる。国立がん研究センター中央病院大腸外科長の金光幸秀氏らは、国内53施設で開腹直腸切除術を施行し、回腸人工肛門閉鎖術を予定している直腸がんの成人患者131例を対象に、コンドロイチン硫酸架橋体を主成分とする粉末状癒着防止材(開発コードSI-449、生化学工業製)の有効性と安全性を検証する非盲検評価項目盲検ランダム化比較試験(RCT)を実施。癒着発生率は、閉腹前に追加処置を行わなかった対照群の93%に対し、介入群では45%と有意に低く、良好な操作性を示し安全性上の懸念も認められなかったと、JAMA Surg(2026年8月26日オンライン版)に発表した。なお、同防止剤は今年(2026年)4月20日付で国内における製造販売承認を取得した。
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