アナモレリンとポサコナゾールが併用禁忌に
初のがん悪液質治療薬と抗真菌薬
厚生労働省は本日(10月8日)付で医薬局医薬安全対策課長通知(医薬安発1008第1号)を発出。がん悪液質治療薬のアナモレリン(商品名エドルミズ)とトリアゾール系抗真菌薬のポサコナゾール(ノクサフィル)について、「併用禁忌」とするよう、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示した。
強いCYP3A阻害作用による副作用の発現が懸念
アナモレリンは、国内初のがん悪液質治療薬として2021年1月に承認された。食欲刺激ホルモンであるグレリンの受容体に作用する経口グレリン様作用薬で、脳の視床下部に作用して食欲を亢進させるとともに、成長ホルモン(GH)の分泌を促す。
アナモレリンは主にシトクロム(CYP)3Aで代謝されるため、強いCYP3A4阻害作用を有するトリアゾール系抗真菌薬のイトラコナゾール、ボリコナゾール、第二世代ALK阻害薬セリチニブなどは既に併用禁忌となっていた(関連記事「カルブロックとクラリスが併用禁忌に」)。
今回、医薬品医療機器総合機構がポサコナゾールとの併用時における薬物動態学的な影響を評価した結果、ポサコナゾールの強いCYP3A阻害作用によりアナモレリンの血中濃度が上昇することが示された。副作用の発現が懸念されることから、関連学会の意見を聴取した上で、「併用禁忌」とすることが適切と判断した。
詳細は、厚労省の「医薬安発1008第1号」を参照されたい。
(編集部・関根雄人)
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