心臓は超早業でエネルギー源を見極める

心筋虚血でケトン体利用率が低下

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 ケトン体は、ブドウ糖とともにエネルギー源として利用される代謝産物である。以前は糖尿病ケトアシドーシスの原因となるなど悪いイメージが先行していたが、近年は抗老化作用や神経保護作用の面で注目されている。熊本大学大学院循環器内科学の有馬勇一郎氏、教授の辻田賢一氏らの研究グループは、ケトン体の利用率をヒトの心臓で測定。心筋虚血状態ではケトン体の利用率が低下することを示し、J Am Coll Cardiol2019; 73: 246-247)に発表した。

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