2型糖尿病治療薬の経口GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名リベルサス)は、国内第Ⅲ相試験PIONEER 9およびPIONEER 10で有効性と安全性が示されているが、実臨床での検討は十分でない。京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学教授の矢部大介氏らは、2型糖尿病のある日本人を対象に経口セマグルチドの実臨床における有効性と安全性を検討した多施設共同前向き非介入非盲検調査PIONEER REAL Japanを実施。第67回日本糖尿病学会(5月17~19日)で結果を発表した(関連記事「国内初の経口GLP-1受容体作動薬が承認」)。