3種混合MMRワクチンを了承 唯一使用可能へ、93年に中止―厚労省〔時事メディカル〕

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 厚生労働省の専門部会は2日、第一三共(東京都中央区)が申請したはしか、おたふくかぜ、風疹を含む3種混合(MMR)ワクチン「ミムリット皮下注用」について、製造販売の承認を了承した。今後厚労相に承認されれば、国内で唯一使用できるMMRワクチンとなる。主な接種対象は小児。

 MMRワクチンを巡っては、1989年に定期接種に導入されたが、無菌性髄膜炎など重大な副作用が多発。厚生省(当時)が93年に使用中止とした。訴訟にも発展し、接種後に死亡した男児の遺族らが国などを相手に起こした訴訟では、一部で国の過失責任が認められた。

 専門部会は、ミムリットは臨床試験で無菌性髄膜炎の副作用がみられず、含有するおたふくかぜワクチンも海外で使用実績があることから、「リスクは許容可能」と判断した。100以上の国や地域で、他社のMMRワクチンが承認されていることも加味した。

 ミムリットは主に生後12カ月以上の小児が対象で、妊婦や免疫機能に異常がある人らは接種不適当となる見込み。

(2026年3月2日 時事メディカル)

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