患者の追加負担引き上げ 特許切れ薬選択で6月から―厚労省〔時事メディカル〕
厚生労働省は、安価な後発医薬品(ジェネリック)があるのに特許切れ先発薬を希望する患者の「窓口負担」に追加して求める「特別料金」を6月から引き上げる。対象となる先発薬は保湿剤「ヒルドイドローション」やインフルエンザ治療薬「タミフル」など776品目。医療費の削減が目的で、特許切れ薬を売り続けるより創薬投資に力を入れるよう製薬会社に促す狙いもある。
同省は2024年10月から、先発薬と後発薬の価格差の「4分の1」を特別料金として保険適用から外し、原則1~3割の患者負担に上乗せする制度を導入した。これを機に薬局の調剤では先発薬からの置き換えが進み、25年12月時点の後発薬の普及率は約9割に達した。26年6月からは特別料金として求める割合を「2分の1」に引き上げ、置き換えをさらに促す。
例えば、先発薬のヒルドイドローション(100グラム)の処方を希望する場合、6月以降の薬価は1770円となる。最も高額な後発薬の薬価は630円で、先発薬との価格差は1140円。この2分の1に相当する570円が特別料金となり、税率10%の消費税も課す。残りの薬剤費と調剤技術料などは保険適用となる。
子どもに関しては医療費を無償化している自治体も多いが、特別料金は保険適用外のため、一部の地域を除いて保護者が窓口で負担する。
(2026年5月7日 時事メディカル)
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