コルヒチン、1日総投与量を1.5mgに制限
死亡事例を受け、より厳格に用法・用量変更
厚生労働省は本日(6月2日付)で医薬局医薬品審査管理課長と医薬安全対策課長の連名通知(医薬薬審発0602第1号、医薬安発0602第1号)を発出。痛風発作治療薬コルヒチン(商品名コルヒチン錠0.5mg「タカタ」)の用法・用量について、「通常、成人には1回0.5~1.0mgを1日1回または2回経口投与し、1日の総投与量が1.5mgを超えないこと」と改訂するとともに、都道府県や関係団体に対し使用時の留意事項について周知を呼びかけた。
2月に適正使用の呼びかけや電子添文改訂も
今回の見直しは、コルヒチンによる中毒症状が疑われる症例において、1日量1.5mgを超える高用量投与での死亡例(関連記事「コルヒチン高用量投与で死亡例、適正使用を!」)、重度腎機能障害患者でも重篤な中毒症状や死亡例が報告されたことなどを踏まえた措置。
今年(2026年)2月には、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公式サイトに「適正使用のお願い-コルヒチンの用法及び用量について-」を掲出し、2月24日には「1日量1.5mgを超える高用量の投与は臨床上やむを得ない場合を除き避ける」旨を追記するなど、電子添付文書の改訂を行っていた(関連記事「コルヒチン、死亡例を受けて使用上の注意改訂」)。
今回はより踏み込んだ形で、用法・用量について以下の通り改訂し、1日の総投与量を1.5mgまでに制限した(太字が改訂箇所)。
その上で、通知では「痛風発作の緩解」での使用時には、以下の事柄に留意するよう呼びかけている。
- 1回量、1日量および投与期間については、国内の最新のガイドラインを参考にする
- 疼痛が改善したら速やかに投与を中止する
- 1日量1.5mgを超える高用量投与患者において、重篤な中毒症状(胃腸障害、血液障害、腎障害、肝障害等)が発現し、死亡に至った症例が報告されている
- 承認された用量を超えて投与しない
詳細は、厚労省の「医薬薬審発0602第1号、医薬安発0602第1号」を参照されたい。
(編集部・関根雄人)
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