速報!令和8年熊本地震の被災状況

橋本洋一郎氏が現状を報告

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〔編集部から〕今年(2026年)7月28日、16時半ごろ熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生した(気象庁が「令和8年熊本地震」と命名)。連載「Doctor’s Eye・脳卒中」の執筆者で、熊本市済生会熊本病院脳卒中センターで特別顧問を務める橋本洋一郎氏に、市内の被害状況を伝えてもらった。

 

 昨日(2026年7月28日)、私は7時から14時30分まで済生会熊本病院で仕事をした後、15時15分には別の業務のため熊本県庁におり、なんとか地震による難を逃れることができた。17時15分に県庁の勤務を終えて(他の職員は残留)、参集がかかった当院に戻ったが、私の部屋は本やら資料やらが散乱した状態で、揺れの大きさを物語っていた。

  当院は、発災直後に災害対策本部を立ち上げ救急患者を受け入れている。現時点で、主に神経難病を診療している熊本南病院が病院避難を開始し、熊本大学病院や熊本再春医療センターなどを中心とした脳神経内科の関連病院が患者を受け入れている。熊本大学脳神経内科が司令塔となり、医局長から同門への情報提供が行われている。

 被災地の1つで、発災後に爆発事故が起こったイオンモール熊本がある嘉島町に住む知人は、停電のため車中避難をしている。静脈血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)に注意するようにLINEで伝えた。昨日から、ガソリンスタンドでは給油待ちの車が列をなし、大渋滞が発生している。今朝7時前の時点でも、24時間営業のガソリンスタンドで大渋滞が続いており、私自身も給油することができなかった。

 本日は終日県庁勤務で、午後から県庁の防災センターで新規個別指導を行う予定だったが、同センターが熊本県全体の司令塔として地震に対応するため、延期となった。

 2015年11月、私は第9回日本禁煙学会会長として熊本市で学術総会を主催した。その4カ月半後に発生した2016年熊本地震により、学会場の1つとして使用した熊本市民会館は1年以上の閉鎖を余儀なくされた(関連記事「【寄稿】熊本地震とKEEP project」)

 今年12月、私が大会長を務める第54回日本頭痛学会総会および第5回日本脳脊髄液漏出症学会学術集会を熊本城ホール(熊本市)で行う。同ホールは熊本地震の翌年の2017年1月に着工した桜町開発ビルの中にあり、2019年9月10日に熊本地震の復興のシンボルとして竣工式が行われた。耐震性能の向上や避難者の受け入れ機能などの防災・減災対策が大幅に追加・拡充され、さらに防災拠点としての機能も強化されて完成したホールである。そのため、安心して学会員を迎えることができると考えている。いずれにせよ偶然ながら、学会開催前後での発災に少し驚いている。

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