PCSK9阻害薬、患者負担を抑えるには
エボロクマブとインクリシランのLDL-C低下効果を比較
動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の二次(再発)予防における脂質管理の新たなコンセンサスでは、LDLコレステロール(LDL-C)の目標値が急性冠症候群(ACS)で55mg/dL未満、慢性冠症候群(CCS)では70mg/dL未満に引き下げられるなど、厳格管理の重要性が指摘されている(J Atheroscler Thromb 2026; 33: 336-364)。こうした中、PCSK9阻害薬は強力なLDL-C低下作用を持つ治療選択肢となりうる一方、導入の障壁として高額な薬剤費が課題となっている。大和橿原病院(奈良県)内科部長の井上文隆氏は、自施設の虚血性心疾患患者を対象にPCSK9阻害薬エボロクマブまたはインクリシラン導入後のLDL-C低下効果について薬剤費を含めて比較検討。結果を第34回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT2026、7月16~18日)で報告した。(関連記事「PCSK9阻害薬中止でMACEリスク82%上昇」)
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