血液透析患者のPTH管理、下限値を撤廃
新GLにおける管理目標値
慢性腎臓病(CKD)患者では腎機能低下に伴いリンが蓄積し、ビタミンDの活性化障害と血清カルシウム(Ca)低下が生じることで、代償的に副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が亢進し、二次性副甲状腺機能亢進症を来す。そして腎機能がさらに低下すると、二次性副甲状腺機能亢進症が増悪し、骨折や心血管イベントのリスクが高まるとされている。一方、腎機能の低下に伴いPTHの抵抗性も認められ、PTH値が低くてもリスクとされている。こうした背景の下、日本透析医学会は昨年(2025年)12月、『慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン(2025年改訂版)』(以下、新GL)を刊行した。神戸大学病院腎臓内科病院講師の後藤俊介氏は、新GLにおける血液透析患者のPTH管理について、第44回日本骨代謝学会(7月2~4日)で解説。下限値を撤廃するなどの変更点を挙げた。(関連記事「CKDの骨・ミネラル代謝異常GL、管理はリン・Caを優先」)
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