TAVI後のDOAC単剤で弁尖血栓症が半減
ACASA-TAVI試験:vs. アスピリン、安全性は非劣性
経皮的大動脈弁留置術(TAVI)後の抗血栓療法は、抗凝固療法の独立した適応がない限り抗血小板薬1剤とすることが欧州心臓病学会/欧州心臓胸部外科学会(ESC/EACTS)のガイドラインで推奨され、非適応例への経口抗凝固薬のルーチン使用は推奨されていない(クラスⅢ推奨)。しかし、より若く健康な患者へのTAVIが広がる中で、生体弁の耐久性に関わる無症候性の弁尖血栓症の予防が課題となっている。ノルウェー・Oslo University HospitalのChristopher S. Dodgson氏らは、重症大動脈弁狭窄症に対するTAVIが成功した65〜80歳の患者を対象に、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)単剤療法とアスピリン(ASA)単剤療法を比較するランダム化比較試験ACASA-TAVIを実施。12カ月時の低吸収弁尖肥厚(HALT)の発生率は、ASA群の28.6%に対しDOAC群では16.2%とほぼ半減して優越性が示され、安全性の主要評価項目では非劣性が示されたと、欧州心臓病学会(ESC 2026、8月28~31日)で発表した。結果の詳細はJAMA(2026年8月30日オンライン版)に同時掲載された。(関連記事「AIでTAVI後の高リスク群が判明」)
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