「妊娠後期・産後の腰痛」に隠れた骨粗鬆症
妊娠中の体重増加不良に着目、認知度向上と早期発見が課題
妊娠授乳関連骨粗鬆症(pregnancy and lactation-associated osteoporosis;PLO)は、妊娠後期から産褥・授乳期に発症する脆弱性椎体骨折を主徴とする骨粗鬆症である。希少疾患であるため日本人の集約された臨床データはほとんど報告されておらず、産婦人科・整形外科いずれの現場でも認知度は十分とは言い難い。また妊産婦の腰背部痛はありふれた症状に紛れやすく、初発の微細骨折は単純X線では捉えにくいことから診断が遅れやすい。横浜市立大学市民総合医療センター婦人科の野口結氏らは、日本人PLO患者の臨床像から危険因子を抽出し、早期発見につなげることを目的に全国規模のウェブアンケートを実施。妊娠中の体重増加が不十分な症例が多く、腰背部痛の出現から診断に至るまで複数回の受診を要する実態が示されたと第28回日本骨粗鬆症学会(9月11~13日)で報告した。
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