1. 薬物動態の変化を伴う薬物相互作用2016
本記事は薬剤師向け情報誌「PharmaTribune」に掲載されたものになります。
併用により薬効の増強や減弱などの変化を生じることを薬物相互作用と呼び、薬理学的相乗作用で生じる薬力学的なものと、体内動態変化を伴う薬物動態学的なものの2種類があります。日本で使われる治療薬は2,000〜3,000 種といわれ、その組み合わせの相互作用を全て調査することはとても不可能です。
したがって、相互作用のしくみにより薬剤をグループ分けし、グループの組み合わせでリスクを判断する考え方が必要です。本特集の薬物動態の変化を伴う相互作用に関連する薬のリストはそのような考え方を支援するために、私たちが2009年から更新を加えつつ本誌に掲載してきたものです。またその間に筆者の一部が協力して、「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン(最終案)」が作成されました。
このガイドラインは、新薬開発時に相互作用の可能性を見落とさず、また見いだした場合は、情報を医薬品添付文書により適切に伝達するためのものですが、その中で相互作用の強さを表現する方法として、私たちも提唱してきた薬剤をグループ分けする考え方が取り入れられました。その意味では本特集はガイドラインと血縁関係にあるといえます。しかしこの特集には、消化管内の相互作用やトランスポーターに関して積極的に記載するなど、独自の特徴もあります。
全文を読むにはログインが必要です
ログインして全文を読む
無料でいますぐ
会員登録を行う
- ご利用無料、14.5万人の医師が利用
- 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
- ギフト券に交換可能なポイントプログラム
- 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ
\ 60秒でかんたん登録 /
会員登録









