【Essay】忘れられない患者 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 1995年の冬、私のマンションで母が初孫を嬉しそうにあやしていた。私には厳しかったあの母が、だ。「孫はそんなに可愛いものなのかな」と考えながら、ふと見ると片手で危なっかしく孫を支えている。「どうしたの、片手で? 危ないよ」と近づき、愕然とした。母の右上肢はだらりと下がり、右顔面も弛緩している。話しかけにも応じない。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×