「糖尿病発症率の低下」が世界的トレンドに!
ノルウェー全糖尿病患者登録コホート研究から
研究の背景:世界的に有病率は増加し続けているが、明るいきざしも
以前お伝えしたように、世界で糖尿病の有病率が増加し続けている(関連記事「"糖尿病が世界を滅ぼす"が現実に!?」)。このままでは本当に糖尿病によって世界が滅ぼされてしまうのではないかという危惧を抱くところである。
しかし、実は、2つの点で世界は少しずつ良い方向にシフトしてきていることも明らかになりつつある。1つは、糖尿病患者の予後の改善である。糖尿病患者の合併症の発症率は明確に低下してきている(N Engl J Med 2014;370:1514-1523、関連記事「勝ってかぶとの緒を締めよう! 糖尿病合併症発症率の減少」、Lancet 2018;391:2430-2440)。そして、もう1つが、糖尿病発症率の低下である。
ここ数年の欧米諸国での糖尿病患者数に関する報告は、(有病率の増加はあっても)一貫して発症率が低下傾向にあることを示してきた(米国:JAMA 2014;312:1218-1226、Diabetes Res Clin Pract 2016;117: 111-118)(英国:BMJ Open 2016;6:e010210、Diabetologia 2016;59:2106-2113)。しかし、これらの研究はその国の特定の集団を見たコホート研究であり、選択バイアスの存在を否定できなかった。
このたび、ノルウェー国民の個人番号を用いた、いわば全国民のデータベースによって(糖尿病有病率が増えてはいても)発症率は低下傾向にあることが明確に示された(Diabetologia 2018年7月11日オンライン版)。世界的な明るい兆しと考え、ご報告したい。
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