第二世代抗精神病薬により短期死亡率は上がるか
新潟大学医歯学総合病院精神科 鈴木雄太郎(共著者:同院 下島里音)
研究の背景:副作用の影響について懸念
第二世代抗精神病薬は第一世代抗精神病薬に比べて錐体外路症状の副作用が少なく、現在では統合失調症治療の第一選択薬となっている。しかし、第二世代抗精神病薬には、体重増加、糖脂質代謝異常、メタボリックシンドローム、心電図QT延長などの副作用があり、同薬による治療を受けている統合失調症患者の平均寿命が短いのは、抗精神病薬による影響があるのではないかと懸念されている1), 2)。また、第二世代抗精神病薬は、統合失調症以外にもうつ病、双極性障害、認知症、発達障害などさまざまな重篤精神疾患に使用されており、抗精神病薬の使用自体が死亡リスクを増加させるとすれば深刻な問題である。この論文ではさまざまな精神疾患を対象として、第二世代抗精神病薬の使用が死亡リスクを増大させるのかどうかについて検証している。
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鈴木雄太郎(すずき・ゆうたろう)
1995年 新潟大学卒業、同大学精神科入局。2003年 同大学医学研究科博士課程修了、04年 同大学医歯学総合病院精神科助手、05年 同講師、12年 同院精神科病院准教授。18年 同院特任教授、医療法人敬愛会理事長。日本精神神経学会専門医・指導医、日本臨床精神神経薬理学会監事・専門医・指導医、日本うつ病学会評議員など。
第16回、第21回、第22回日本臨床精神神経薬理学会、ポールヤンセン賞受賞。
専門:臨床薬理学、薬理遺伝学、精神科診断学









