低血圧重症外傷に乳酸リンゲル大量輸液は禁忌!
この数年で外傷の初期治療は驚くほど変わりました。隔世の感があるのは、特に「大量輸液の禁止」と、「トランサミンの使用」です。
New Engl J Med(2019; 380: 763-770)に「重症外傷患者の初期治療」の総説がありました。著者はハーバード大学教育病院MGHの救急外科ドクターです。
NEJM総説「重症外傷患者の初期治療」最重要点は以下の9点です。
- 低血圧外傷患者に乳酸リンゲル大量輸液(2Lなど)は禁忌!
- 「低血圧の容認(permissive hypotension)」は戦場の標準治療!
- 外傷でミトコンドリア破壊産物(DAMPs)が血中に出ると炎症、凝固障害起こす
- 外傷後3時間以内にトランサミン1gを10分で投与、8時間以内にさらに1g投与せよ!
- 最初のトランサミンを外傷後3時間以降に投与してはならない!
- 駆血帯使用により四肢外傷による死亡率が減った
- 最重症患者はダメージ・コントロール手術の後24時間以内に本格的手術
- 低血圧の外傷患者到着数分内のFASTはバイタルと同様必須である
- REBOAは横隔膜以下の出血で大動脈クランプに代わる手技
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仲田 和正(なかた かずまさ)
西伊豆健育会病院病院長。1978年に自治医科大学卒業、静岡県立中央病院(現静岡県立総合病院)全科ローテート研修、1980年に浜松医科大学麻酔科研修(4~9月)、静岡県国民健康保険佐久間病院外科・整形外科。1984年に自治医科大学整形外科、大学院、1988年に静岡県島田市民病院整形外科、1991年に静岡県西伊豆病院整形外科。
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