真の?超速効型インスリンがやって来る
ファスター・インスリンアスパルトの第Ⅲ相試験
研究の背景:現在の超速効型では十分には食後高血糖を是正できない
わが国で使用可能な超速効型インスリン製剤は3種類ある〔インスリンリスプロ(2001年~)、インスリンアスパルト(2001年~)、インスリングルリジン(2009年~)〕。もちろん、いずれの製剤もレギュラーインスリン(ヒトインスリン:速効型インスリン)に比べると皮下注後の効果の発現は圧倒的に早く、その意味では超速効型インスリン製剤と呼ぶにふさわしい。
しかし一方で、(特に1型)糖尿病患者の食後高血糖を十分に管理できるかという視点に立つと、なお食後高血糖が残存し、それを抑制すべくインスリン量を増やすと、その後の低血糖を生じうるという点で、十分に超速効性があるとはいえなかった。
最近、インスリンアスパルトにナイアシンアミドとアルギニンを添加することで、より吸収(薬物動態学)や血糖低下作用(薬力学)が早まったファスター・インスリンアスパルトが開発され(Clin Pharmacokinet 2017;56:649-660)、このたびその第Ⅲ相試験(多くの患者を対象とし、現在の標準的な治療薬と治験薬とで、効果や安全性を比較する検証的段階の治験)の結果がDiabetes Care 2019年5月10日オンライン版に報告された。近い将来において、わが国の臨床現場に登場し、超速効型インスリン製剤の市場を塗り替える可能性がゼロでないと考え、ご紹介したい。
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