「こんなの私が望んでいた医療従事者じゃない」
医療人としての志と会社の方針が異なる
ウィズサポ/株式会社ジョヴィ
川村 和美
患者さんの望みに応えるか、医師の指示に従うべきか...。"倫理的判断"に迷う場面においては、直感に頼らずそのケースをさまざまな側面から幅広く検討し、より望ましい決定をするというプロセスが重要になります。
次のケースに遭遇した場合、あなたならどう考えますか?
「こんなの私が望んでいた医療従事者じゃない」

私は薬学部を卒業して1年目の薬剤師(25歳)です。調剤もOTC薬も在宅もやってみたくて、すべてを経験できるという大手ドラッグストアに就職を決めました。
入社時研修も終わり、いよいよ店頭に立てるようになったので、大学で習ったことを生かしたいと思っているのですが、管理薬剤師やエリアマネージャーからは、いかに調剤スピードを上げて、スムーズに薬を渡すかという指導ばかりで、患者さんと思ったようなかかわり方ができません。
お客さんにヒアリングをして臨床推論し、必要に応じて受診勧奨を行って1人1人の症状に最も合ったOTC薬を選びたいのですが、会社からは粗利の大きな推奨販売品を勧めるようにとの指示があります。推販品を販売した社員にはポイントが付与され、給与に上乗せされるため、他の店舗スタッフは推販品をオススメすることが当たり前のような雰囲気になっています。私は医療従事者として、こんな利益重視は間違っていると思います。
在宅業務も見学しましたが、1件当たりの訪問時間を管理されており、多職種との連携を深めるために症例検討会に参加するとか、ご家族を含めてゆっくりと会話をするなんて、とても無理な話のようです。
「こんなの私が望んでいた医療従事者じゃない!!」という想いが込み上げてきます。自分が思い描く薬剤師業務と会社の方針が異なるとき、あなたならどうしますか?

あなたならどうしますか?
あなたは、何番を選択しましたか?あるいは、別の方法を考えたでしょうか。このケースを考える上で大切な、5つの視点から解説していきます。
※(関連記事)倫理的に判断するための5つの視点とは?
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