グレリン作動薬として期待される六君子湯
東邦大学医療センター 大森病院東洋医学科准教授/診療部長 田中 耕一郎
もともと"胃弱"の患者に対して用いられてきた六君子湯(りっくんしとう)という処方が、"グレリン作動薬"として食欲増進および胃運動の促進作用が期待され、プロトンポンプ阻害薬(PPI)抵抗性胃食道逆流症(GERD)や機能性ディスペプシア(FD)などの治療に用いられるようになってきている。その作用を生み出すのは、多成分による複数の作用点であり、他の漢方薬にはないユニークな作用機序を有している。
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田中 耕一郎(たなか こういちろう)
東邦大学医療センター大森病院東洋医学科(漢方・鍼灸)准教授/診療部長
1993年、北海道大学教育学部教育社会学講座卒業。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務。富山医科薬科大学(現富山大学)医学部医学科卒業後、自治医科大学一般内科を経て、2006年、東邦大学医療センター大森病院東洋医学科入局。2008年、中国・昆明医科大学に留学。東邦大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。日本内科学会認定医・専門医・指導医。日本病院総合診療医学会認定医、日本医師会認定産業医。2017年から現職。










