国内初承認 経口中絶薬、社会的課題に迫る

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 今年(2023年)4月28日に正式承認され、5月に販売が開始された日本初のいわゆる経口中絶薬ミフェプリストン/ミソプロストール(商品名メフィーゴパック)は、日本でもいよいよ可能となった外科的処置以外の選択肢として注目されている。埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センターの高橋幸子氏へのインタビューの後編では、実臨床で使用する上での課題や産婦人科医へのアクセス向上策、そして日本で圧倒的に不足している性教育の課題について聞いた(関連記事「国内初承認 経口中絶薬、適応像と注意点は?」)。

高橋 幸子氏

性教育をしたくて産婦人科医になった産婦人科専門医・社会医学専門医。「サッコ先生」の愛称で知られ、週2〜3回の思春期外来中心の診療と、年間100件に及ぶ全国の青少年を対象とした包括的性教育を分かりやすく伝える講演活動を展開。その活動は書籍の出版(『サッコ先生と!からだとこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」』など)、コミック(『はたらく細胞LADY 10代女性が知っておきたい「性」の新知識』)やテレビドラマ(『17.3』『生理のおじさんとその娘』)の性教育監修など多岐にわたり、性教育を通じて次世代の「自分らしく生きる」を培う支援を行っている。埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター助教。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。彩の国思春期研究会西部支部会長。

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