内臓脂肪減少薬アライ、美容目的使用に懸念

油漏れや便漏れへの不安も

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 今年(2024年)4月、日本初の内臓脂肪減少薬オルリスタット(商品名アライ)が要指導医薬品(ダイレクトOTC)として発売された。昨年3月にGLP-1受容体作動薬セマグルチド(ウゴービ)が約30年ぶりの肥満症治療薬として承認されたが、GLP-1受容体作動薬の適応外使用が問題となっている。こうした中、医師はオルリスタットの登場をどう見ているのか。Medical Tribuneウェブでは、4月25~30日に医師会員を対象としてオルリスタットに関するアンケートを実施。内臓脂肪および体重の減少効果を期待する回答が多数を占めた一方で、油漏れや便漏れなどの副作用を懸念する回答も6割に上った。また、BMIに関係なく美容目的での使用が進むとする意見が半数近くを占めた(関連記事:「久々登場の肥満症治療薬、承認までの光と影」)。

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