美容医療の施術数はここ数年で大幅に増加し、2022年度は370万回を超えた(厚生労働省「資料1 美容医療に関する現状について」)。美容外科医の数も若手医師を中心に増えており、2年の研修を終えてすぐに美容医療に進むことを指す「直美(ちょくび)」という言葉も生まれた。他科の医師不足への影響、契約に関わるトラブルの増加などを懸念する声もあるが、現場の医師はどう感じているのか。Medical Tribuneウェブでは、7月19日に医師会員を対象として「直美」に関するアンケートを実施。約半数が「直美」という現象を認知しており、増加している状況を好ましくないと思っていた。一方、特に勤務医において収入面での魅力を指摘する傾向も見られた(関連記事「美容医療などの自由診療、ICの徹底を」、「美容外科業界独自の補償制度を!」)。