薬剤師が医師に伝えたい"疑義照会"-1
「照会後に医師が圧力をかけてくる」「保険請求上の疑義で躊躇」「薬剤師の判断で十分と思えることも」
薬剤師からの問い合わせ「疑義照会」にどんな印象を持っていますか?患者はもちろん、医師にも、薬剤師にも役に立つ疑義照会の形を考えるため、医師と薬剤師にアンケートを行いました。今回は、薬剤師のアンケート結果のうち、「疑義照会で困ること」「疑義が解消されなかったときの対応」を紹介します。
疑義照会は薬剤師法第24条で「処方せん中に疑わしい点(疑義)がある場合は、発行した医師等に問い合わせて確かめること(照会)ができるまで調剤してはならない。」と定められています。疑義照会は、薬物療法の精度を高め、患者の安全性を確保する薬剤師の重要な業務です。
薬剤師に聞いた「疑義照会で困ること」(複数回答、374人)

困ることの第1位は「患者さんを待たせる」。その他の回答では、「患者が問い合わせを嫌がる」「回答が遅い場合、患者が最初の処方通りでいいから、と言い出す」などがあった。
他の「その他」の意見として、「薬学的疑義でなく保険請求上の疑義が多く躊躇してしまう」と言った声がある一方で、「前回の変更内容が反映されてない」「禁忌だと説明しても理解してもらえない」などの回答も。「薬剤師の判断で十分と思えることでも疑義照会が必要なことがある」と、必ずしも医師の判断による必要のない疑義でも照会しなければいけない状況に置かれていることを表した回答もあった。
以下、その他の意見。
疑義照会の意義を理解してほしい
- 照会後に医師が圧力をかけてくる
- そもそも疑義照会を受けることを快く思っていない
- 禁忌だと説明しても理解してもらえない
- 副作用所見の報告に耳を傾けない
- 前回の変更内容が反映されていない
薬剤師で判断できることでも・・・
- 薬学的疑義でなく保険請求上の疑義が多く躊躇してしまう
- 単純な重複や記載ミスなどで外来中の手を煩わせるのが心苦しい
- 薬剤師の判断で十分と思えることでも必要な場合がある
- 用法など基本的なことが多く、時間がかかる割りに内容が薄い
- 一包化指示、後発銘柄→先発、OD錠→普通錠へ剤型変更可否、10mg2錠→20mg1錠OKかなど、ムダな疑義が多過ぎる
医師までたどり着かない
- FAXでの疑義照会でFAXに気付いてもらえず、結局電話。さらに時間がかかり二度手間、三度手間になる
- 「Dr.がいない」と、代わりのDr.の指示を仰ぐことなく「翌日・翌週でいいか」と平気で言ってくる
- 受付の事務員が医師への取り次ぎをせず、処方箋通り出すように断る医院がいまだにある
- Dr.に取り次いでもらえない。事務員が返答しようとする
- 休診時間(日)で連絡が取れない
薬剤師に聞いた「疑義照会を行って問題が解決しない場合の対応」(複数回答、378人)
法律上、「疑義が解消しなければ調剤してはいけない」とされているが、実際はどうなのか、現場の実態を明らかにするため設定した質問。
全文を読むにはログインが必要です
ログインして全文を読む
無料でいますぐ
会員登録を行う
- ご利用無料、14.5万人の医師が利用
- 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
- ギフト券に交換可能なポイントプログラム
- 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ
\ 60秒でかんたん登録 /
会員登録









