2018年糖質制限食論争を締めくくる
一見相反する結果の 2本の論文を読み解く
研究の背景:どの栄養素のエネルギーも同等なのか
私は明確に糖質制限食推奨者であり、(非肥満者に対してエネルギー計算を求める)エネルギー制限食反対者である(肥満者に対しても、エネルギー計算を求めるようなエネルギー制限については、やれるのであればやっても構わないという程度で推奨はしない)。
一方、世の中にはエネルギー制限食推奨者の先生もおり、そうした先生の多くは(少なくとも数年前までは)糖質制限食に反対している(た)。私のような立場の人間は、同じエネルギー量であっても、どの栄養素から摂取するエネルギーなのかで生体に与える影響は異なる(A calorie is not a calorie)という考えを持っており、エネルギー制限食推奨者の先生方はどの栄養素のエネルギーも同等のエネルギーである(A calorie is a calorie)という考えを持っている(Nutr J 2004;3:9)。
今年(2018年)は肥満の治療食としての糖質制限食を是とする論文(同一エネルギー摂取量でも糖質制限食の方が脂質制限食よりも肥満解消に有利とする論文;BMJ 2018;363:k4583)と非とする論文(同一エネルギー摂取量であれば糖質制限食でも脂質制限食でも肥満解消に同等とする論文;JAMA 2018;319:667-679)が報告され、いずれも話題となった。今年の締めくくりとして、この2本の論文を取り上げ、その相違を考えたい。
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