デルタ株は結局、どんな株?
英・コホート研究

© Adobe Stock※画像はイメージです
研究の背景:デルタ株に関する研究論文は驚くほど少ない
インドで発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株、デルタ(B.1.617.2)。この株(strain)についてたくさんのことが語られているが、実は、デルタ株に関する研究論文は驚くほど少ない。そりゃ、そうだ。まだ発生したばかりだもの。
デルタ株が最初に報告されたのは、昨年(2020年)12月のインド。そして、これが英国で見つかったのは今年の3月だった。世界保健機関(WHO)の「懸念される変異株(Variant of concern;VOC)に指定されたのは5月6日なのである。
本稿を書くについて、ぜひデルタについて書きたい、書きたいと思っていたが適当な論文が見つからない。どうしようかな、と思っていたら、ドンピシャのタイミングで良い論文が発表された。日ごろの行いの賜物だね(嘘)。
Twohig KA, Nyberg T, Zaidi A, Thelwall S, Sinnathamby MA, Aliabadi S, et al. Hospital admission and emergency care attendance risk for SARS-CoV-2 delta (B.1.617.2) compared with alpha (B.1.1.7) variants of concern: a cohort study. The Lancet Infectious Diseases [Internet]. 2021 Aug 27 [cited 2021 Aug 28];0(0).
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岩田 健太郎(いわた けんたろう)

1971年、島根県生まれ。島根医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部付属病院感染症内科診療科長。 著書に『悪魔の味方 — 米国医療の現場から』『感染症は実在しない — 構造構成的感染症学』など、編著に『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』『医療につける薬 — 内田樹・鷲田清一に聞く』など多数。
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