POCUS(迅速エコー)総説(付:テルモピレー戦記)
N Engl J Med(2021; 385: 1593-1602)の総説がPOCUS(Point-of-care Ultrasonography)でした。POCUSとは放射線科医や心臓専門医によるのでなく、ベッドサイドで臨床医により行われるエコーのことです。「ポイント・オブ・ケア」というのはベッドサイドの検査という意味です。
POCUSにより大きなブレークスルーが起こりつつあるなというのが実感でした。
N Engl J Med総説「POCUS(迅速エコー)」最重要点は下記6点です。
- Lung sliding signとA lineだけで肺正常、B+lineと胸水で肺水腫と確定できる
- 呼吸困難や胸痛時、POCUSで分かる以上の情報は他の画像診断でも得られない
- AIの畳み込みニューラルネットワーク(CNN)深層学習による心エコー独習アプリ登場
- 診断エコーの学習は25~50例の経験を要し、手技用ガイドエコーなら10例必要
- 心肺蘇生の10秒間pulse check時、POCUSによりPEAと偽PEAを鑑別できる
- 扁桃周囲膿瘍は下顎にプローブ、注射針にキャップを付けて膿瘍上に当てて位置確認後、穿刺
- 小型エコーでもフルスペックのドップラー搭載が可能となったが、ネット接続による情報流出に注意
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仲田 和正(なかた かずまさ)
西伊豆健育会病院病院長。1978年に自治医科大学卒業、静岡県立中央病院(現静岡県立総合病院)全科ローテート研修、1980年に浜松医科大学麻酔科研修(4~9月)、静岡県国民健康保険佐久間病院外科・整形外科。1984年に自治医科大学整形外科、大学院、1988年に静岡県島田市民病院整形外科、1991年に静岡県西伊豆病院整形外科。
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