生物学的製剤は新型コロナワクチンの敵? 投与例では抗体価の上昇が乏しい 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:喘息に対し5剤の生物学的製剤が承認されている 喘息に対する生物学的製剤として、現在オマリズマブ(商品名ゾレア)、メポリズマブ(ヌーカラ)、ベンラリズマブ(ファセンラ)、デュピルマブ(デュピクセント)が用いられている。いずれも喘息のⅡ型炎症に関わる重要なサイトカインを阻害するものである(表)。 表. 喘息治療に用いられる生物学的製剤 (倉原優氏作成) 今年(2022年)1月、5剤目となる生物学的製剤Tezepelumab(Tezespire)が米国で承認となった。これまでの喘息に対する生物学的製剤の元栓のような位置にある抗体薬であり、かなり期待されている。 さて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンによって抗体価が上昇するプロセスが、生物学的製剤によって阻害される可能性がないかを検証したのが今回紹介する研究である(Am J Respir Crit Care Med 2022年2月18日オンライン版)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×