市中肺炎に全身性ステロイドは容認されるか? 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:我流の治療が散見 市中肺炎の治療のキモは、適切な抗菌薬を投与することに尽きる。全身性ステロイドを併用することはルーチンには推奨されないプラクティスであるが、例えば慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息の増悪を合併している場合はこの限りでない。とはいえ、呼吸器内科領域では「酸素飽和度が低ければ全身性ステロイドを"かませる"」という我流の治療が散見されるのも事実である。ガイドラインによっては、重症例には使ってもよいとする地域もある(J Thoraci Dis 2017; 9: 1469)。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、中等症Ⅱ以上に対してデキサメタゾンが使用されており、感染症としては一定のエビデンスを示した代表的な疾患である。 さて、今回紹介するのは、成人市中肺炎に対する全身性ステロイドの有効性と安全性を評価したランダム化比較試験のシステマチックレビューとメタ解析である(Chest 2022年9月7日オンライン版)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×