COPD増悪後、3分の1は再入院する 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:COPD増悪による死亡は世界的問題 喫煙率が日本で下がってきたとはいえ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)は依然有病率が高く、増悪して入院する患者は後を絶たない。世界的には、年間450万人がCOPDで命を落としているとされており、世界の死亡者数の約8.6%を占めると推定されている(PLoS Med 2006; 3: e442)。 高い有病率であることから、呼吸器内科だけでなくプライマリ・ケアにおいても適切にマネジメントすることが肝要である。重要なポイントは、禁煙指導である。喫煙しながら抗コリン薬を吸入して、プラマイゼロのような感覚を持っている患者もいるが、将来を見据えて、いかに禁煙が重要かを知ってもらうことが「確実な治療法」であると確信している。 さて、今回紹介する研究(Respir Med 2023; 206: 107090)では、COPDと診断され、COPD増悪(急性増悪)によって入院した患者がどのくらい再入院するかを見ている。米国や英国では、再入院率の高い病院に対してなんらかのペナルティが課されることから、再入院だけはどうしても避けたいという社会的な事情がある。そのため、疾患ごとに妥当な再入院率を知っておくことは重要である。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×