「ヒアルロン酸の後釜薬」の毒々しい話 政治や企業の都合で患者の膝関節にヤバ系は困る 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:筋肉痙攣・痙直に保険適用されているA型ボツリヌス毒素 「酢豚の中のパイナップルが悩んでる。ここは自分の居場所なのか?」 いきなり賛否両論のつかみから始めたが、今回紹介するのは「変形性膝関節症(OA)患者の関節はボツリヌス毒素の居場所なのか?」という論文である(JBJS Open Access 2023; 8: e22.00121)。 ボツリヌス菌は1895年にソーセージで食中毒を起こす細菌として発見され、ラテン語でソーセージはボツルスと呼ばれることから命名された。この菌は神経毒であるボツリヌス毒素を分泌し、筋肉の麻痺を起こす。日本ではA型ボツリヌス毒素(商品名ボトックス)注射薬が、眼瞼痙攣、顔面痙攣、痙性斜頸、四肢痙縮、小児麻痺尖足、腋窩多汗症、斜視、痙攣性発声障害、過活動膀胱などの筋肉痙攣・痙直の治療法として保険適用されている。むしろ最近は、美容整形における自由診療である「しわ取り注射」の方が保険治療よりも有名となっているかも知れない。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×