ティーンエイジャーの物質乱用は予防できる
ユースメンタルヘルスの課題
研究の背景:日本ではティーンエイジャーのみで自殺が増加
先日、シンポジウムでユースメンタルヘルスの課題について日米比較をしながら議論する機会があり、「多くの精神疾患の発症がティーンエイジャーであり、顕在発症前の状態では診断が難しい」という一般的な事実に加え、日本では➀自殺が全体的に減少傾向にあるにもかかわらず、ティーンエイジャーのみで増加している、➁不登校・ひきこもりが増加している、➂市販薬の乱用が増えている―ことなどが課題であると考えた。
自殺の問題、ひきこもりの問題に対しては、さまざまな対策がなされているが、特に最近流行している鎮咳薬などの市販薬乱用については、まだまだ対策が不十分であると感じる。
そんな中、カナダのティーンエイジャーを対象として、性格に焦点を当てた物質使用障害の予防プログラムをランダム化比較試験として学校で行い、5年間経過をフォローした研究の成果が報告されたので、見てみよう(Am J Psychiatry 2025年1月15日オンライン版)。
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加藤 忠史(かとう ただふみ)
順天堂大学精神医学講座主任教授。1988年東京大学医学部卒業、同病院で臨床研修、1989年滋賀医大精神医科大学講座助手、1994年同大学で医学博士取得、1995年米・アイオワ大学精神科に留学(10カ月間)。帰国後、1997年東京大学精神神経科助手、1999年同講師、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームリーダー、2019年理化学研究所脳神経科学研究センター副センター長を経て、2020年4月から現職。
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