小児の近視進行抑制点眼薬が欧州で承認

参天製薬

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 参天製薬は昨日(6月5日)、小児の近視の進行を抑制する低用量アトロピン点眼液0.1mg/mL(商品名Ryjunea)について、欧州委員会から承認を取得したと発表した。

 同薬の適応は治療開始時に3~14歳で、年間0.5ジオプトリー(D)以上の進行が見られる-0.5 D~-6.0Dの患者。承認の根拠となった第Ⅲ相STAR試験では、プラセボと比べて2年間で近視の進行を年間30%抑制し、安全性および忍容性は良好だった。

 なお日本では、今年(2025年)4月に同薬と同じアトロピンを有効成分とする国内初の近視進行抑制点眼薬アトロピン(商品名リジュセアミニ)が発売されている。

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