26年度診療報酬改定

【中医協ウォッチング】総合入院体制加算と急性期充実体制加算が統合へ

算定要件設定は難航か

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
〔編集部から〕2026年度診療報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で個別改定項目に関する議論が始まっています。本特集では、中医協総会における議論のポイントをレポート形式で掲載するとともに、専門家による深掘り解説や速報などをお届けします。

今回のポイント

  • ・総合入院体制加算と急性期充実体制加算を統合する方針が示された
  • ・委員は加算統合をおおむね了承
  • ・診療側委員からは加算統合に当たって算定要件に慎重な配慮を求める声も

議論の概要:第635回中医協総会

 12月12日の第635回中医協総会では、急性期医療を担う病院を評価する総合入院体制加算と急性期充実体制加算を統合する方向で、今後の議論を進めることが了承された。ただし診療側委員からは、現在加算を算定している病院が統合化で脱落することがないよう配慮が必要との意見が出された。

村上 和巳(むらかみ かずみ)

医療ジャーナリスト/日本医学ジャーナリスト協会理事

医療専門紙の記者を経て、2001年からフリーランスのジャーナリストとして活動。医療、災害・防災、国際紛争を中心に、各種メディアで執筆活動を行う。共著に、東日本大震災から3年目をレポートした『震災以降』、一般向けにがんの知識をまとめた『二人に一人ががんになる』がある。

村上 和巳
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