MT Case Reports

Wagner-Stickler症候群、初回から輪状締結術併用を

硝子体手術後に網膜剝離を生じた2例

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 Wagner症候群とStickler症候群は、いずれも周辺部に高度な硝子体変性を呈する遺伝性硝子体網膜変性疾患である。網膜裂孔および網膜剝離の合併リスクが高く、治療介入後であっても発症が報告されている(Clin Ophthalmol 2016; 10: 1531-1534)。杏林大学眼科学教室の福田泰雅氏は第64回日本網膜硝子体学会(12月5~7日)で、両症候群に対する硝子体手術後に裂孔原性網膜剝離(RDD)を生じ、網膜復位のために輪状締結術を要した30歳代女性の2症例を紹介。「術後のRDD合併リスクを考慮し、初回硝子体手術から輪状締結術の併用も検討すべきことが示唆された」と述べた。

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