ドクターズアイ 鈴木重明(脳神経内科)

機械学習が示す多発性硬化症の新たな疾患像

「病型」から「連続体」へ

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

研究の背景:臨床的表現型は必ずしも病態を反映しない

 多発性硬化症(MS)は世界で約290万人が罹患する中枢神経炎症疾患であり、再発寛解型(RRMS)、二次性進行型(SPMS)、一次性進行型(PPMS)の3カテゴリーが広く用いられている。この分類は患者・医師間のコミュニケーションや臨床試験のデザインに貢献してきたが、あくまで臨床的な表現型に基づくものであり、必ずしも病態を反映していない点が長年の課題であった。

【監修】鈴木重明(すずき しげあき)

東京都立神経病院脳神経内科、副院長

1968年東京生まれ。慶應義塾高校から慶應義塾大学医学部に進学し、1993年卒業。ニューヨーク医科大学留学、慶應義塾大学准教授(内科学・神経)を経て、2025年4月より現職。重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン(日本神経学会)、がん免疫療法ガイドライン(日本臨床腫瘍学会)、スタチン不耐に関する診療指針(日本動脈硬化学会)の作成メンバー。都立神経病院では自己免疫ラボを立ち上げ、重症筋無力症、炎症性筋疾患、免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象など自己免疫疾患の臨床研究を展開中。

鈴木重明

【執筆】若杉憲孝(わかすぎ のりたか)

東京都立神経病院脳神経内科医員/国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンター先進脳画像研究部外来研究員

1984年東京都生まれ。群馬大学卒業後、聖隷三方原病院、順天堂医院、国立精神・神経医療研究センター脳神経内科・脳病態統合イメージングセンターを経て、2024年より現職。専門は神経イメージングと機械学習。

木田耕太
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