週刊論文ウォッチ

コーヒーの心血管保護作用に「U字現象」は存在する?

「コーヒー愛飲国」と「茶愛飲国」の研究と比べると…

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

〔編集部から〕本連載は、主要医学ジャーナルに目を通すことを毎朝の日課としている医学レポーターが、SNS上での反響も踏まえ、毎週特に目を引いた論文5本をピックアップ。うち1本にフォーカスします。1月5~11日の1週間に公開された論文からフォーカスしたのは「コーヒーの心血管保護効果」に関する論文。その他のピックアップ論文は、末尾をご覧ください。

心血管系に好影響するコーヒーの「適量」とは?

 コーヒー摂取が心血管(CV)系に及ぼす影響については、肯定的に評価する研究が多い。ただし多くは「適量であれば」との条件付きである。

 ではどれくらいが「適量」なのか。

 コーヒー愛飲者が多い米国からは「適量は存在するが、それを超えても害はなし」とする報告が見られる(後述)。しかし、英国における観察データを中国人研究者が解析すると(ともに茶愛飲国)、別の相関が見えくるようだ。
 
 中国・Shenzhen UniversityのMiaomiao Yang氏らが1月5日、Nutr Metab Cardiovasc Disで報告した。特に脳卒中との関係は、注目に値する。

宇津 貴史(うつ たかし)

医学系編集会社、広告代理店(編集職)とメディカルトリビューン(記者)を経て、2001年からフリーランス。新聞系メディアなどに記名、匿名で執筆を続ける。平日は原則として毎朝、最新論文をチェック(https://x.com/Office_j)。特定非営利活動法人・臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)会員。会員向けニュースレター記事執筆、セミナーにおける発表などを担当。日本医学ジャーナリスト協会会員。共著に『あなたの知らない研究グレーの世界』(中外医学社)。

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