「温存」時代の半月板損傷治療にbiologicの課題
混合診療規制下の日本が世界に示すべきものは
「修復」と「低い生物学的治癒能」のギャップを埋めるbiologic augmentation
半月板損傷に対する治療戦略は、この10年で大きく変化した。「切除から温存へ」という潮流の中で縫合手技は進歩し、修復適応は着実に拡大している。しかし同時に、半月板は血流に乏しく、生物学的治癒能に限界がある組織であることも、臨床家であれば誰もが実感している現実である。そのギャップを埋める手段として期待されてきたのが、"biologic augmentation(生物学的補強)"である。
昨年(2025年)、Knee Surg Sports Traumatol Arthroscに掲載された scoping review は、半月板修復に対する biologic augmentation を扱った125編の文献を整理し、この分野の現在地を俯瞰したレビューである(Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc 2025; 33: 4176-4188)。本論文は、特定の治療法の有効性を断定するものではなく、「なぜこの分野がいまだ標準治療に到達していないのか」を構造的に解説している点で、極めて示唆に富む内容となっている。
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