COPDでは帯状疱疹に要注意―メタ解析の警鐘

合併症・医療費負担大きい

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研究の背景:COPD患者は帯状疱疹リスクが高い

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者は一般集団と比較して帯状疱疹の発症リスクが31~55%高いことが示唆されている(Open Forum Infect Dis 2020; 7: ofaa005Mayo Clin Proc 2017; 92: 1806-1821Infection 2024; 52: 1009-1026)。しかし、COPD患者における帯状疱疹の負担、すなわち発症率、合併症、死亡率、医療資源利用(HCRU)への影響に焦点を当てた、包括的で世界的なシステマティックレビューはこれまで実施されていなかった。

 この研究(Eur Respir Rev 2026; 35: 250167)は、MEDLINEおよびEMBASEデータベースを用いて2003~24年に収載された文献を検索し、18歳以上のCOPD患者における帯状疱疹の世界的負担を評価することを目的とした。

倉原 優 (くらはら ゆう)

国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科医師。2006年、滋賀医科大学卒業。洛和会音羽病院での初期研修を修了後、2008年から現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本感染症学会感染症専門医、インフェクションコントロールドクター、音楽療法士。自身のブログで論文の和訳やエッセイを執筆(ブログ「呼吸器内科医」)。著書に『呼吸器の薬の考え方、使い方』、『COPDの教科書』、『気管支喘息バイブル』、『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、『ポケット呼吸器診療』(毎年改訂)など。

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