ギリアド・サイエンシズは3月6日までに、HIV治療薬として開発中のビクテグラビル/レナカパビル配合剤(BIC/LEN)について、第III相ARTISTRY-1試験およびARTISTRY-2試験の新たな臨床データを第33回レトロウイルス・日和見感染症会議(CROI 2026)で発表したことを公表した。(関連記事「HIV開発薬、第Ⅲ相試験ARTISTRY-2でも主要評価項目を達成」) 今回発表されたデータでは、ウイルス学的抑制が得られているHIV陽性者を対象とした、複雑なマルチタブレットレジメンあるいは国際的なガイドラインで推奨されているシングルタブレットレジメンからBIC/LENのシングルタブレットレジメンへ切り替えた場合の有効性が示された。BIC/LENの忍容性は概ね良好であり、重大または新たな安全性上の懸念は特定されなかった。 投与から48週時にウイルス学的抑制が得られなかった患者の割合は、複雑な抗レトロウイルスレジメンの継続群の1.1%に比べ、BIC/LEN投与群では0.8%と非劣勢を示した。CD4細胞数は両投与群ともに安定しており、耐性発現は認められなかった。 ベースラインからの空腹時脂質項目の変化量の中央値について、投与から48週時に複雑な抗レトロウイルスレジメン継続群は+2 mg/dLであったのに対し、BIC/LEN投与群は-15 mg/dLと改善が認められた。また、HIV治療満足度を被験者が報告するHIVTSQsスコアにおいて、複雑なマルチタブレットレジメンの投与群では変化は見られなかったのに対し、BIC/LEN投与群はベースラインから平均7ポイント増加した。