〔編集部から〕本連載は、主要医学ジャーナルに目を通すことを毎朝の日課としている医学レポーターが、SNS上での反響も踏まえ、毎週特に目を引いた論文5本をピックアップ。うち1本にフォーカスします。今回は3月9~15日に公開された論文からフォーカスしたのは「抗凝固薬の出血リスク」に関する論文。その他のピックアップ論文は、末尾をご覧ください。 VTE例、心房細動例に使用されるDOAC 日本では静脈血栓塞栓症(VTE)の治療および再発抑制に対し、多剤による初期治療を介さず、発症直後から用いうる直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)として、リバーロキサバンとアピキサバンが承認されている。 これらの薬剤を、どのように使い分けるべきだろうか。 そのような問いへの参考となるランダム化比較試験(RCT)が、3月12日N Engl J Medに掲載された。米・University of OttawaのLana A Castellucci氏らが実施したCOBRRA試験である。 同じDOACでも、出血リスクにはかなりの差があるようだ。 心房細動(AF)例における出血リスクをDOAC 4剤間で比較した、別研究とともに紹介したい。