ヤンセンファーマは本日(3月30日)、中リスク筋層非浸潤性膀胱がんを対象としたエルダフィチニブ膀胱内システム(Intravesical Drug-Releasing System with Erdafitinib︓Erda-iDRS)のfirst‑in‑human試験(第Ⅰ相臨床試験)の結果について、有望なデータが得られたと発表した。欧州泌尿器科学会(EAU 2026)で報告されたもの。 Erda-iDRSは、経口FGFR チロシンキナーゼ阻害薬エルダフィチニブを膀胱内に直接投与することで、3カ月間持続的に放出されるよう設計された。全身暴露および経口投与に伴う有害事象リスクの低減を図りながら、局所治療を可能とすることが期待されている。 今回の発表は、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)遺伝子変異を有する中リスクまたは高リスクの筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)患者を対象とした非盲検第Ⅰ相臨床試験での成績である。 中リスクコホートにおける回治療期間中の腫瘍評価に基づく完全奏効率は89%(95%CI 78~95%)で、奏効例における完全奏効期間中央値は18カ月(同14~25カ月)だった。 さらに高リスクコホートでは、Erda-iDRSが投与された患者の無再発生存期間中央値は20カ月(同15~30カ月)。12カ月時点における無再発生存率は83%だった(同62~93%)。