武田薬品工業は3月28日、中等症~重症の尋常性乾癬(PsO)患者において、高い選択性を備えた次世代の経口チロシンキナーゼ(TYK)2阻害薬zasocitinibの2つの主要な第Ⅲ相臨床試験において、迅速かつ持続的な皮膚症状の改善が得られたと公表した。結果は米国皮膚科学会(AAD 2026)で発表した、ランダム化、多施設共同、二重盲検、プラセボ・実薬対照の第Ⅲ相LATITUDE PsO 3001試験および3002試験でのデータ。 zasocitinibは、インターロイキン(IL)-23などの乾癬の中核的な免疫経路を24時間にわたって阻害する。 16週時点における医師総合評価(sPGA)スコア0/1の達成割合は、zasocitinib群が71.4%(3001試験)および69.2%(3002試験)で、プラセボ群(それぞれ10.7%、12.6%)およびアプレミラスト群(同32.1%、29.7%)と比べて有意に高かった(P<0.001)。 うち、尋常性乾癬の治療目標として重要度が高まっている皮膚症状の完全な消失(クリアスキン)sPGAスコア0についても検討。zasocitinib群でのsPGAスコア0の達成割合は39.9%(3001試験)および33.7%(3002試験)で、プラセボ群(それぞれ0.7%、1.4%)およびアプレミラスト群(同8.0%、6.5%)と比べて有意に高かった(P<0.001)。 またLATITUDE PsO 3002試験では、4週時点という早期から16.8%と高いPsoriasis Area and Severity Index(PASI)75達成率がzasocitinib群で認められた(vs. プラセボ群4.3%、P<0.001))。 安全性プロファイルは第Ⅱb相臨床試験の結果と一貫しており、新たな安全性シグナルは認められなかった。