静脈路か骨髄路か、院外心停止の1年予後は?
IVIO試験の長期予後を検討
研究の背景:第一選択は静脈路確保
成人の心停止における薬物投与経路は、末梢静脈路(intravenous route;IV)が第一選択であり、骨髄路(intraosseous route;IO)は代替手段として位置付けられている。欧州蘇生協議会(European Resuscitation Council;ERC)ガイドライン(GL)2025では、2回までにIV確保が成功しなかった場合はIOを考慮するとされており、アメリカ心臓協会(American Heart Association;AHA)GL2025では、初回でのIV確保失敗や実施困難な場合にIO確保が妥当とされている(関連記事「蘇生ガイドライン2025が『始動』」)。
2024年、院外心停止に対する薬物投与経路としてIOとIVのランダム化比較試験(RCT)が2件報告された。1件は英国で実施されたPARAMEDIC-3試験(N Engl J Med 2025; 392: 336-348)、もう1件はデンマークで実施されたIVIO試験(N Engl J Med 2025; 392: 349-360)である。両試験とも、30日時点での生存率および神経学的予後が良好な割合に、IO群とIV群で有意差が認められなかった。
今回は、このIVIO試験の6カ月後および1年後時点での予後を検討した報告(Resuscitation 2026; 223: 111087)について紹介する。
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