「GL通りの治療」で血圧管理は良くなるか?
付:日本が韓国に後れを取る原因
血圧管理不良の背景に「漫然治療」?
日本は高血圧患者の血圧管理(降圧目標達成)率が低い。2021年のLancet論文(後述)によれば、3割弱である。
一般論として、血圧管理不良の背景には「漫然治療」(治療イナーシャ)が存在するとされる。ガイドライン(GL)上推奨される治療、あるいは治療強化を医師が忌避、あるいは先送りしてしまう現象である。
では情報技術(IT)を活用して、GL推奨治療が診察室端末上で自動的に表示されるようになれば、「漫然治療」は減り、その結果として「血圧管理率」は上がるだろうか。
このような観点から、ランダム化比較試験(RCT)LIGHTを後付け解析した結果が5月27日 、JAMA Netw Openで公開された。著者は中国・北京協和医学院のJiali Song氏ら。
高血圧管理の「一筋縄ではいかない奥深さ」が示唆される結果となった。
最後に、血圧管理率の高さで知られる韓国に焦点を当て、日本はなぜ後れを取っているのか、彼我の医療事情の違いから原因を探った。
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