心不全へのMRAの有効性を層別する「不思議な現象」
開始前アルドステロン濃度の高低で検討すると…
Fantastic 4の一角
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)は今や、心不全(HF)の標準治療の一角を占めるに至った。β遮断薬、アンジオテンシン受容体・ネプリライシン阻害薬(ARNi)、SGLT2阻害薬とともに「Fantastic 4」の呼称も定着した。
しかし今回、MRA服用開始前の血漿アルドステロン(ALD)濃度の高低によっては、MRAに心血管(CV)保護作用を期待できない可能性が明らかになった。6月16日、米・Yale UniversityのVeena S.Rao氏らがEur Heart Jで報告した。
理論的には、MRA開始前ALD濃度高値であればミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗作用が減弱すると考えられるため、そのような例でCV保護作用も弱まるように思われる。しかし、結果は意外なものだった。
HF例へのMRA適応を考えるに当たり、興味深いデータかと思われる。
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